死産の記録

2018年8月、20週で死産しました。赤ちゃんが確実にいた証と気持ちを残しておきたくて。

病院に行った

今日は、死産後初めて1人で外出だった。退院時に血液の検査で炎症値と白血球の異常値が出ていたので、確認のために病院に行った。あこちゃんをあきらめることを告げた時の女医さんが、入院中からずっと顔を出してれて、血液検査の結果も彼女が担当してくれた。女医さんの顔を見ると、どうしてもあこちゃんと思い出し泣いてしまう。女医さんはいろいろ心配してくれて、 話も聞けるし、眠れなかったら薬も出せるよと言ってくれる。たぶん、あこちゃんちぎれて出てきたから、壮絶な分娩だったのだろう。私は麻酔で寝ていたから、あこちゃんが出てきた瞬間も、ちぎれた瞬間も、お腹から手でひっぱってもらってあこちゃんを出してもらった痛さもしらない。この麻酔での分娩はあこちゃんが私を慮ってくれたのだと思っている。産声もあげず、痛いばかりで、あこちゃんも横から出てきてるし、そんな分娩を私が耐えられないから、静脈麻酔での分娩の運びになるように、あこちゃんがしてくれたのだと。もし、意識がある状態であったなら、あこちゃんの状態を感じて精神が壊れていたと思う。意識がなかったおかげで、私の精神ダメージも最小限で、身体は何の問題もなく、順調そのものである。あこちゃんは身体にもう未練なかったからね。その身を呈して守ってくれた。私があこの身体を犠牲にした産み方をしたのではなく、あこが守ってくれたのだと信じている。